トルコリラFX|ハイリスクだけどスワップポイントに目がくらむ

トルコリラのFX運用では、何人もの人々がリーマンショックで多額のお金を失って、FX市場から消えていきました。

トルコリラブログでリーマン以前から現在までずっと更新され続けているものはほとんど見当たりません。

ボックス相場ではなく、右肩下がりの円高が進むトルコリラですが、年率10%相当のスワップポイントはやはり魅力的です。通貨のインフレがすごく、通貨価値が目減りしていくから、これくらいの利息を支払わないと釣り合わないから、高金利だということを承知していても、目がくらみます。

年率10%でレバレッジ2倍で運用すれば、年利20%。5年でモトをとれるという危険な発想の記事を見かけます。

しかしながら、円高・トルコリラ安で為替差損が膨れ上がるスピードの方がスワップ利息が貯まるより速く、大抵の人々がトルコリラ投資から退場しています。

私のように「リスクがあるのを承知だけど、底値かもしれないし、スワップが魅力的だからやってみよう」と挑戦した方が、損切りという結末を迎えているのも理解しています。

が、憧れのスワップ生活!諦められません…

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1. トルコリラ長期為替レート

下記の右肩下がりのトルコリラの為替レートを見てどう思いますか?

  1. こんなに円高が進む通貨は怖くて手が出せない
  2. そろそろさすがに底値近いから、スワップポイント目当てでFXを始めてみたい

皆さんはいかがですか? 私は1と2の気持ちが交錯しています。

冷静に過去データや過去に挑戦して消え去った人々のブログを見ると、「君子危うきに近寄らず」が正解でしょう。

しかし、ポートフォリオの一環として、ハイリスクを承知の上で、どうしてもやってみたい気持ちが押さえられません。

2. トルコリラのスワップポイント

証券会社ごとにスワップポイントにかなり差異がありますが、トルコリラのスワップポイントに定評がある会社を比較しました。

  • ヒロセ通商
  • SBI FXトレード

私がトルコFXをしようと思って調べた2017/5/12では、ヒロセ通商【LION FX】のスワップポイントが95円とSBI FXトレードの87円を少し上回っていました。

しかし、同じ5月内でもヒロセ通商は80円の日もあったり、SBI FXトレードが102円の日があったりと日によって異なっていました。決め手がないまま、SBI FXトレードでトルコリラ運用を開始したのですが…

なんと、5/22からヒロセ通商【LION FX】がスプレッド2.9銭、スワップ104円と破格のキャンペーンを開始し、完全に他社を圧倒してしまいました…

既にSBI FXトレードに資金を移動して、取引を開始してしまったため、当面はこのままやろうと思いますが、ちょっと残念です。

私の場合、ヒロセ通商ではすでにスワップポイント目当てのNZドルをやっているため、ハイリスクのトルコリラとは別の口座で管理したかったので、諦めようと思います。

トルコリラは、政治的なリスクやテロ・クーデター、ハイパーインフレなど何がいつ起こってもおかしくないハイリスクだととらえています。

場合によっては通貨自体がデフォルトを起こし紙切れになるリスクもゼロではないでしょう。

比較的安全運用を目指しているNZドルスワップと同じヒロセ通商を使うと政変時に巻き添えでロスカットされるかもしれません。

リスクを回避するために、スワップポイントの差は諦め、トルコリラ専用口座としてSBI FXトレードに口座を開設することにしました。

3. 手動積立てFX

一度に一万トルコリラを購入すると、1円円高になるとすぐに一万円の含み損と向き合わなければいけません。

これを回避するために、20銭円高になる度に1000トルコリラを購入するような指値注文を等間隔で手動で入れました。

トルコリラで失敗した方々の体験談を読むと、これが底値だからと数万トルコリラを一気に購入したりしていきなり多額の含み損を抱えているケースが多いようなので、慎重にいきたいと思います。

4. 資金計画

まずは1トルコリラ=31.7499円で1,000リラ購入しました。

その後には20銭単位で下記のような注文を入れています。

  1. 31.5499で買い
  2. 31.3499で買い
  3. 31.1499で買い
  4. 30.9499で買い
  5. 30.7499で買い

1円ずつ円高が進行するたびに5,000トルコリラが購入されるイメージです。

1,000トルコリラが約3万円なので、1円円高が進むと5,000トルコリラ(15万円相当)の買いポジションを保有することになります。

1年間で10円の円高が進むとか平気で起こりうる通貨なので、10円円高になると、5万トルコリラを保有したことになります。

投入資金:100万円(レバレッジ1~2倍)

ざっくりと計算すると、30円→20円だとすると、平均単価は25円なので取得原価は5万トルコリラで125万円となります。

それが20円の時価になっているから、時価は100万円。

時価100万円-取得原価125万円=▲25万円の評価損

一方、スワップポイントは1万トルコリラ当たり85円と計算し、年間平均で2.5万トルコリラを保有していたと仮定するなら、

85円×365日×2.5万トルコリラ=約8万円のスワップポイントを1年間で手に入れたこととなります。

1年で10円の円高が進むと仮定するとざっくりと

約8万円のスワップポイント+▲25万円の評価損=▲17万円の損失

要は、1年間で1円の円高が進むと、スワップポイントの収入ではカバーしきれず、評価損が残る計算ですね。

5.  円高の進行スピード

トルコリラ/円は右肩下がりの円高が進み続ける相場ですが、円高の進行スピードがスワップポイントより遅ければ、スワップポイントで含み損をカバーできるはずです。

1円の円高がどれくらいの期間で進行しているのか見ていきましょう。2008年はリーマンショックにより1年間に90円→60円以下という地獄の30円以上下落という急降下を見せています。

これでトルコリラスワップ愛好者は壊滅的な被害を受け、市場から消えていきました。

このような未曾有の経済危機を除けば、60円→50円になるのには2年強、50円→40円になるには5年弱のボックス相場期間がありました。

金利が今と同様でなないので、5年弱の期間持ち続ければスワップポイントでカバーできたという証明にはなりませんが、円高になるスピードが緩和され、ボックス相場が形成されれば、スワップ金利の恩恵を受けられるかもと期待しています。

2016年のようなクーデター未遂などの政変が起これば、1年間であっという間に10円以上の円高が進むので、こうなってしまえば、スワップが貯まる前に含み損との戦いですね…

更にトルコリラは不安定な通貨なので、取り扱うFX業者も少なく、含み損抱えている時に、業者が「トルコリラの買いもマイナススワップ」にする可能性もあります。

また、トルコリラの不安定さから、業者が「トルコリラは危ないからレバレッジを下げ証拠金をあげる」可能性すらあります。

格付けも下がっており、通貨がデフォルトするリスクすらあるトルコリラ。

でも、底値みたいに見えちゃうんですよね… かつて、50円台、40円台を底値と信じた同志と同じように。。

興味を抑えきれずに始めた、100万円でトルコリラスワップ運用

米ドルや豪ドルのループイフダンと異なり、勝てる気が全くしませんね… 敢えて始める必要があったのかも疑問です…

しかし、スワップ派の夢、スワップポイントで稼ぎまくって、15年くらいロスカットせずに持ち続ければ、1トルコリラ当たり0円になっても負けない夢のポジションの完成!

実際は右肩下がりのトルコリラ為替レートだけでなく、右肩下がりのスワップポイントで15年の計算が150年になる可能性大かも…

結構小心者の慎重派な割に、時折ギャンブラーの血が奥底に流れているのかもしれません(笑)

なぜか理性的な判断ができず、地獄かもしれないトルコリラスワップポイントへの道に踏み出してしまったのでした…