トヨタAA株 消却されたお金が無事に銀行口座に入金されました

5年経過したら、2.5%の確定利回りが保証されていたはずの、トヨタAA株。

画期的な株式に胸を躍らせ、野村証券に申し込みをしたのが、懐かしく感じられます。

老後の自分年金として、ずっと持ち続けるつもりだったのですが、トヨタ側が消却することになってしまったのです。

1. トヨタAA株の特徴

もともと、トヨタがAA株発行した際に、私が検討したメリット・デメリットは下記の通りでした。

メリット
  • 実質元本保証(5年経過後は年4回、トヨタに発行価格プラス経過配当分で買取り請求可能)
  • 配当は初年度が0.5%、以降+0.5%/年ずつ増加し、5年目以降2.5%で固定。
  • 5年経過後は年2回、普通株式に発行価格(購入金額)で転換可能。 → 値上益を享受できる。
デメリット
  • 野村證券でしか購入できないうえに、人気がありすぎて購入が難しい。
  • 確定申告が必要。(10万円/年 以下の配当の場合、所得税の確定申告は不要だが、この場合でも住民税の申告は必要
  • 特定口座・NISA口座に組み入れることができない。
  • 5年間の譲渡制限あり(相続等例外除く
  • 発行価格は発行価格決定日の普通株式の株価の130%。(1回目は10,598円
  • トヨタが破綻した場合には、紙切れになるリスクはある。
  • 5年目以降、会社による金銭対価の取得条項がある。
→気になるのが、この条項。どんな時に行使されるか、少し不安ですが、天下のトヨタさんなので、あまりひどいことはしないかと信じています。

2. 消却は大変残念

もともと、トヨタ側で消却できる条項があるのは理解の上購入していましたが、天下のトヨタなので、例え、市場で調達するより、高い金利だとしても、存続してくれると信じていただけに残念です。

「一定の成果をあげることができた」と、トヨタはコメントしていますが、投資家としては、0.5%〜2.0%の低い金利の間は、2.5%を期待させて持たせておいて…という、気持ちが正直あります。

低金利により、個人向け国債も低い利率が続いているような状況で、安全性資産の運用先がないので、この第一回AA株の二回目はないのか?と、野村証券に問い合わせしたこともあったので、ただただ残念です。

3. とうとう消却代金が入金

AA株の消却にあたっては、いくつかの手続き方法が提案されたのですが、書類を記載したりするのが面倒だったので、一番入金は遅いけど、手続きが一切要らない方法を選択しました。

野村證券へ譲渡する、トヨタに取得請求をするなど、ちゃんと手続きをすれば、2021年3月31日に入金されたのですが、体調もよくなかったので、いろいろ書類を読んで手続きをするのもいやだったので、「トヨタ自動車による取得を待つ」を選択し、手続き用紙の提出が不要な代わりに、代金受取日が2021年4月30日になるというものでした。

そして本日、トヨタ自動車から銀行口座へ消却代金が入金されていました。

入金されたはいいですが、安全運用資産の運用先に困っています…

BNDなどの債券ETFを購入しても、USD建てなので為替変動もあるし、安全運用とは言えないぐらい価格が変動するため、あまり安全運用資産とはいえません。

個人向け国債の変動金利型10年も、0.08%という恐ろしく低い金利しかつかないし…

とりあえず、当面の間資金は、楽天証券と楽天銀行を口座連携することにより金利がUPした楽天銀行のマネーブリッジに眠ってもらいます。

普通預金だけど、年利0.1%というのは、すぐにアメリカ株購入資金にも充てられるし、なかなかよい選択だと思います。

もちろん、トヨタAA株の方がよかったですが、、、、と未練がましいですね…

コメント

  1. 匿名 より:

    トヨタAA株について、調べていましたらこのブログ様が目に留まりました。私も、なにもせずに待って4月30日に入金しましたが、驚きました。私の場合は1株当たり¥477.91が課税対象とされ、その20.42%が差し引かれて入金しました。経過配当の¥1が課税対象になるのは理解できますが、何故残りの¥476.91が課税対象になってしまうのでしょう。この¥476.91はなんと野村證券の引受手数料相当額(4.5%)のようです。自分が支払った金額が自分の利益として課税されていました。事前に野村證券に確認していずれの選択肢でも発行価格の1株当たり¥10598が入金するが、なにもしないと1カ月ほど入金が遅れると言われていました。さっそく株主名簿管理人(三菱UFJ信託銀行)に手紙を送って自分が支払ったものに不当に課税されるのはおかしい、源泉徴収された¥476.91を返してほしい旨手紙を送りました。

    • ばたばた より:

      匿名様
      コメントありがとうございます!
      私は手数料か何かが引かれてるのかなと勝手に推察していましたが、税金だったのですね…
      届いた明細を見たら、私も47,791円が課税対象になって、9,758円が源泉された結果、振込額は1,050,142円になっていました。
      そのうち、47,691円が野村證券の引受手数料だったということは、9,738円だけ、余計に税金として差し引かれているように見えますね。
      気づかせて下さり、ありがとうございます!

      早速、本日、三菱UFJ信託に問い合わせてみましたが、手続きの必要がないこの方法を取った場合、みなし配当課税になってしまい、このみなし配当課税においては、株主が受け取った金額から、資本金などの額を差し引いたものについて課税されるので、このように課税されているそうです。 野村證券に売却するのではなく、この方式を選んでしまったから、、、みたいな感じでした(泣)
      例え、47,691円が野村證券に支払った引受手数料だとしても、通常の計算では取得原価に含まれて、売買損益や税金計算には影響しないはずなのですが、「みなし配当課税」の場合、課税されてしまうのですね… 何だか納得はいかないのですが、年末に配当金を総合課税で確定申告するので、その時に少し取り戻したいです。

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