2018年8月のトルコリラ大暴落により、30万トルコリラの含み損が終値ベースで250万円(一時は300万円)を超え、1日の下落幅のあまりの大きさにロスカットすら覚悟しました。
震える手で100万円の追加入金…
ロスカットは免れましたが、改めてトルコリラの買いポジションを持ち過ぎていることを実感させられました。
新興国通貨はボラティリティが大きいので、投資金額はゼロになる覚悟の上投資を始めたつもりでしたが、連続予約注文を使っていることもあり、円高に伴って多額に買い進んでしまったので、気づいたら30万トルコリラも保有してしまいました。
現在はだいぶん持ち直しているものの、エルドアン大統領が利上げに反対し、アメリカと対立している限り、またいつ大暴落するかの恐怖は続きます。
1. ポジションの持ち過ぎ
今回の大暴落で実感したのは、私の金融資産の中でトルコリラの割合が高過ぎるということです。
今回の大暴落で100万円を追加入金したことにより、トルコリラを入れているマネーパートナーズの口座には合計600万円の資金をつぎ込んでいます。
ロスカットされると、この資金の大半が失われると考えた時、あまりの痛みに耐えられそうにないことに気づいたのです。
今回はたまたまロスカットされずに持ちこたえましたが、エルドアン大統領が率いるトルコなので、またこのような大暴落はいつ起こってもおかしくありません。
600万円を失う痛みに耐えられず、これからも大暴落の度にレバレッジが1倍になるまで追加入金していくというのは、破産&地獄への道を突き進んでいる気がします。
トルコリラ投資を諦めて少し反発したタイミングで全額決済してしまえば、200万円くらいの損失で済みそうです。
が、トルコリラが反発したら悔しい思いをするというのと、やはり若い人が多いトルコの将来性を期待してしまうので、全額決済には踏み切れません…
負けを認められないという、投資をする人にとっては一番まずい性格ですが、なかなか治りません。
2. 損益通算分だけを損切り
そこで、全額損切ではなく、今年度のFX売却益の範囲内で損切を検討しています。
アイネット証券のループイフダンを始めとするリピート型自動発注のFXは意外と順調で、着々と売買利益を積み重ねています。
もちろん、円高が進行しているので含み損を抱えていますが、課税されるのは実現損益だけなので、売買利益の分は所得税を申告する必要があります。
そこで、年末までに発生しそうな売買利益を見積り、その分だけのトルコリラを決済することを検討しています。
3. リピート型自動発注の利益予想
2018年8月までの実績を考慮して、年間の売買利益を見積りました。
- ループイフダン:46万円
- トラリピ:8万円
- 連続予約注文:20万円
- CFD等裁量取引:18万円
合計92万円の利益が予想されます。意外と大きいです!(年末までにロスカットされなければの話ですが…)
リピート型自動発注の残りの4カ月の利益は8月までの傾向が続く前提で見積もっているので、「捕らぬ狸の皮算用」です(笑)
本来なら損益通算目的の損切りは、利益がほぼ確定した年末に行いますが、売買利益が変動するリスクよりトルコリラが暴落するリスクの方が高いため、年度末を待たずにトルコリラが反発した時点で損切を進めたいと思います。
現在、一番高い値で購入したトルコリラは32円なのでそのあたりを損切していきたいと思います。スワップをネットしても、1万トルコリラ当たり▲10万円ぐらいの含み損を抱えています。
売却益を利用すれば、30万トルコリラの買いポジションのうち、少なくとも10万トルコリラは損切できそうです。(1トルコリラ=18円で試算)
いくらを損切するかは、これからのエルドアン大統領の動向や米国との状況、中銀の動きなどを鑑みて決定したいと思いますが、まずは5万トルコリラは減らしておきたいと思っています。
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