私はバブルが崩壊時に大学時代を迎えており、その頃から親には止められていたものの、株式投資をしていました。
30年近い投資生活を行ってきましたが、大学時代から20年以上、日本株だけをやっていた頃は、利益が出たり、損をしたりしながら、ほぼトントンか少しだけ利益が出るぐらいの投資成績で、「この投資だけには手をつけなければよかった…」というような、大失敗はありませんでした。
損をする銘柄もあれば、益が出る銘柄もある、行ってこい、とんとんな感じです。
米国株に軸足を移してからは、配当金が安定していることと、恵まれた相場環境でかなり好成績の運用ができています。
しかしながら、一つだけ全く益が出ることなく、完全に敗北した投資があります。
1. 負けっ放しのトルコリラ
2017年に高スワップに惹かれて投資を開始したトルコリラ。
ハイリスクだけど、年利10%のスワップポイントに目がくらみ、レバレッジ2倍で安全に運用すれば年利20%と、取らぬ狸の皮算用をしてトルコリラスワップ投資を開始しました。
ハイリスクは覚悟の上の博打という認識はあったものの、そろそろこの右肩下がりの為替レートも落ち着くのではと、根拠のない願望で始めました。
2. トルコリラ為替レート
トルコリラ投資を始める時には、2011年から2015までボックス相場の時代もあったし、もしボックス相場でスワップポイントを稼げたら♪という思いがありました。
しかし現実は甘くなく、スワップポイント投資を始めた当時、31円台だったトルコリラは、今は12円台と半値以下となっています。
2月末に完全撤退した時にはトルコリラは15円台だったので、そこから2カ月でまた3円も下がったこととなります。
3. トラリピとループイフダン収益を食いつぶして損切り
右肩下がりの為替レートなので、潔く撤退すれば良かったのですが、「いつか反転するかも」という思いもあり、ポジション数を少しずつ減らしながらも、2017年から2021年まで続けてしまいました。
年末になると、アイネット証券のループイフダンとマネースクエアのトラリピで稼いだ金額の範囲内で損切りをして、縮小しつつも、トルコリラを握りしめる日々。
そんないつか反転を夢見ていた私ですが、とうとう残ったポジションを全額損切りして、トルコリラから撤退しました。
撤退した理由は、体調不良で会社を辞めたので、トルコリラのようにハイリスク投資はさすがにできなくなったからです。
今年の損切り額は最後に残ったポジションなので▲30万円ですが、4年間の合計で結局は▲160万円の損失を出してしまいました。
↓ 明細が多過ぎて貼り付けられませんが、スワップで5千円稼ぐも、評価損で9千円の損失が出ているので、スワップでいくら稼いでも評価損がそれを上回ることを示しています。
ちなみに、▲160万円は“マネーパートナーズの口座残高−初期投資額” で計算しているので、多少、他通貨の益が混ざっていますが…
これからトルコリラが反発して、30円まで戻ったら、すごくショックですが、もうトルコリラには二度と手を出さないと誓った苦い思い出です。
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