ソフトバンク社債を購入する? メリットとリスクを比較してみた

ソフトバンク第48回無担保社債が2015/11/27(金)から発行されることとなりました。

ポートフォリオが預金に偏っていたので、少しでも配当金生活に向けて金利を増やせるようにと考え、比較的金利の高いSBI社債とソフトバンク社債には興味を持っていたので、「待ってました!」と早速内容をチェック!

SBI証券HPより
ソフトバンク社債
申込単位が100万円以上かぁ、結構な金額なので、高い金利に飛びつくのではなく、慎重に検討しなければなりません。

購入するかどうか悩みながら、とりあえずメリットとデメリットを纏めてみました。

ソフトバンク社債のメリット

  • 社債の中では高金利
    1%を上回る社債はなかなかない中、仮条件:1.75%~2.35%というのは高金利
  • 業績は好調に見える
    直近の決算発表においても、グループの営業利益は順調に伸びている模様。詳しく決算数値は見ていないので、購入する方はもっとしっかりと見た方がよいと思います。
    連結営業利益は21%増の6,858億円だったそうです。(純利益は減益だけど…)
ソフトバンクグループ株式会社 2016年3月期 第2四半期 決算説明会より
ソフトバンク決算発表
ただ、決算発表の中で一点の不安要素が、「16年3月期の業績見通しについては、業績に影響を与える未確定な要素が多いことから未定とし、予想可能になった時点で公表する」となっていることです。

右肩上がりの連結営業利益の中で、業績見通しが出せない未確定な要素というのが何か大変気になります。

ソフトバンク社債のデメリット(リスク)

  • ソフトバンク倒産のリスク
    携帯電話市場というのは変化がすごく、孫正義さんのカリスマ経営により、危機も乗り越えてここまできているのですが、この先社債が償還されるまで、この変化がすごい市場においてずっと生き残っていられるか…
    また、ソフトバンクは自己資本比率が極端に低く、有利子負債経営しているため、急激に市場が悪化したり、金利が上がったりしたときの財務リスクが高いのでは?
  • 期間が約7年と長い
    2年くらいであれば、天下のソフトバンクがそうそう倒産することはないと思うので、投資に踏み切れると思いますが、7年先となると、何もないとは言い切れない期間となります。
あくまでも個人的な観点から書きましたので、実際の投資判断は自己責任でお願いします。
 

さて、長々と書きましたが、私の出した結論です!

 購入しない

理由は、下記のようになります。
  • 7年先の携帯電話市場のことは分からない
  • 100万円以上という投資金額は、私の資産に占める割合が大きい
  • 100万円出してこの金利でリスク資産を買うなら、トヨタAA株の次発行を狙いたい

皆さんはどのように判断されたでしょうか?

ちなみに、私が発行を待ち望んでいるトヨタAA株に関する記事は下記をご覧ください。
 
2015年11月27日 追記
利率が2.13%に決定され、SBI証券では今日から先着順に販売開始です。

仮条件の中央値である2.05%よりやや高めに決定されたのは、やはり7年という長さに私のように躊躇する人が多いからでしょうか。。

仕事が終わった発売日27日 夜7時過ぎにSBI証券ホームページを見ると、「完売」。

SBI証券では発売当日中に、完売してしまいました。

高い利率に魅力を感じる方が多いんですね。。

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