投資信託 インデックス投信とアクティブ投信、どちらを選ぶ?

個別銘柄の何を買えばよいか分からない、買ったけど値下がりして失敗した、定期預金に預けたけど、利息が数百円。。

そんな時、「お薦めの投資信託があります。皆さん買われてる人気商品ですよ、定期預金に預けてもほとんど増えない中、この投資信託は一年で30%値上がりして、、」と銀行から薦められて投資信託を始めようと思った場合は、まずは一旦止めた方がよいと思います。

薦められる投資信託は銀行にとって良い投資信託で、過去実績はあくまでも過去、今後も儲かるとは限らないので、自分で調べて納得してから買った方がよいです。
株価下落
自分で投資先を考えた時に、投資信託を一つの選択肢として考えた方は引き続きこの記事を読んでいただければと思います。

1. 投資信託(ファンド)とは?

投資信託は、投資家から集めた資金をプロのファンドマネージャーが株式、債券、不動産などに投資・運用し、運用成果を投資家に分配する金融商品です。

プロに任せたら安心のような錯覚に陥りそうですが、そんなに必ず儲かる方法があるなら、お金持ちだらけですよね。。

通常、株式の個別銘柄は一単元というのが決められているため、ある一定の金額がないと投資することができません。また、その会社の業績が急激に悪化したりすると、最悪ゼロになるリスクもあり、たくさんの銘柄を持ってポートフォリオを組めれば良いのですが、少ない元手でリスクを分散投資することは難しいです。

投資信託は、少額から投資可能な上に、さまざまな銘柄に分散投資できるというメリットがあります。

更に自分で単元株を購入するのが難しいような新興国株式などにも投資できるので、日本の将来性に不安がある場合、広く世界を投資対象にすることができます。

一方、注意しなければならないのが、信託報酬などの運用コストです。プロに任せるので、プロに報酬を払わなければいけませんよね。投信信託を長期運用する場合、運用成績に大きな影響を与えるのが、信託報酬や投信に組み込まれた株式などの売買手数料などの運用コストです。

投資信託は運用手法で分類すると、インデックス型とアクティブ型があります。どちらに投資した方がいいのでしょうか?

2. インデックス(指数連動型)とは?

日本株では日経平均株価やTOPIX、海外先進主要国株であればMSCIコクサイと、市場平均ともいわれる代表的な指数に連動するよう設計されているので、運用にかかるコストが安いというメリットがあります。

市場全体が好調ならそのインデックスファンドも値上がりするし、不況になり平均株価が値下がりすればインデックスファンドも連動して値下がりします。ある意味、分かりやすいですよね。

インデックスファンドを購入する際に重要となるのは、下記三点です。

①どのインデックスを選ぶのか?

重要となるのは、どのインデックスを選ぶか、自分のポートフォリオにおいて、株式、債券、不動産のいずれを選ぶのか、日本、アメリカ、中国、世界などマーケットをどこを選ぶのかというのがキーポイントになってきます。
・日本株式インデックス
・日本債券インデックス
・先進国株式インデックス
・新興国株式インデックス

②コストが低いものを選ぶ

購入時にかかる「販売手数料」と運用中にかかる「信託報酬」です。

インデックスファンドの販売手数料は、SBI証券など主要なネット証券ではノーロードファンドといい0%のところが多いので、あまり差はないです。

しかし、信託報酬は投資信託毎にかなり異なるため、投資するポートフォリオを決めたら、信託報酬が安いものを探してみましょう。

インデックス投資するならETFか、インデックス投信の二択がありますが、信託報酬のコスト面ではETFの方が有利なケースが多いですが、インデックス投信の中には、配当の再投資を自動でやってくれ、購入時のコストも不要なものがあるため、初心者に手軽なのはインデックス投信だと思います。

③純資産額

純資産額が大きいと安定した運用ができる一方、小さすぎると最悪、繰上償還といって途中で強制的に運用が打ち切られることになります。値下がりして底値の時に売却を強いられると最悪ですよね…

3. アクティブ型とは?

アクティブ型とは、プロに運用を任せて市場平均を上回るリターン(収益率)を狙うものです。

アクティブ型では、頻繁に株式などを売買するので、インデックス型に比べて、売買手数料や信託報酬が高くなりがちです。

実際に、「アクティブ型投信は長期では6~7割がインデックス型に成績が負けることが多い」と言われてます。

ファンドマネジャーが値上がりを見込める銘柄をアクティブに選択して投資することにより、日経平均などのインデックスより高い収益を目指します。が、ファンドマネージャーの力量にかかる部分が大きいので、日経平均が順調だからといって、同じ傾向で値上がりするとは限らないところに、アクティブ型の難しさがあります。

アクティブ型を選ぶ場合には、長期でインデックス型に勝てる3~4割を見つけることができるかというところにかかってきます。なので、その自信がない場合には、インデックス型の積立方式を選択するのが無難だと思います。

4. インデックス型とアクティブ型のどちらを選ぶか?

欲張りは私は、現在インデックス型とアクティブ型の両方を使っています。

私の選択ですが、確定拠出年金は、インデックス型を選択しています。

その理由は、確定拠出年金の会社型であるため、運用できる商品がそもそも株式・債券・国内・海外・定期預金すべてあわせても30もない状態なので、運用に実力差があるアクティブ型で当たりの投資先が入っている確率は少ないので、それならば信託報酬など低いインデックス型投信を選んだ方がマシという考えからです。

そして、個人でやっている投資では、アクティブ型の積立を開始しました。

6~7割はインデックス型に負けると分かりつつも、アクティブ型を始めた経緯などは、次のブログ記事に書いてみます。

投資信託を積み立てで購入しようと考えている方は、SBI証券[投資信託]がお勧めです。投資信託数、ノーロードファンドともに多く、NISA買付手数料・売買手数料が無料なのも魅力的です。

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