アイネット証券のリピート系自動発注機能であるループイフダン。また昨年から手数料が無料になってお得になったマネースクエアのトラリピ。
どちらも裁量取引をするセンスがない私にとっては、資金管理さえきちんとしていれば、感情に左右されず比較的利益をあげやすいと感じています。
豪ドルについては豪ドル安・円高が進行しており、1豪ドル90円近かったものが、78円台になっているため、多額の含み損を抱えています。
円高が進行すると含み損が増えるため、買いポジションの自動FXは苦しいと言われていますが、適度な円高は実は円安よりもありがたいと感じています。。
なぜ、含み損を抱えた円高の状態の方が買いポジションの自動FXに向いているのか、3つの理由をご紹介します。
1. スワップポイントがたくさん貰える
1豪ドル90円の円安から、20銭間隔で買いポジションを保有しているため、現在のポジション数は60ぐらいまで増えています。
含み損の金額はスワップをネットしても25万円を超えていますが、ポジション数が多い事により、60,000 豪ドル分のスワップポイントを貰うことができます。
円安で推移するケースの場合には含み損を抱えたポジションを保有していないため、このスワップポイントによる収益をあまり稼ぐことができません。
2. 証拠金が少なくて済む
ループイフダンやトラリピを行う際の証拠金は、為替レートと連動しているので、円高になると証拠金が少なくて済みます。
レバレッジは現状25倍となっているので、基本的には、時価の4%以上の資金が求められています。
円高により時価が下がると証拠金が下がります。
3. 円安の場合、停止する必要がある
無限に資金があれば、1豪ドル 50円~110円までカバーできるような資金を準備して、トラリピやループイフダンをすれば良いでしょう。
想定する為替レンジが広ければ広いほど、罠を仕掛けるための資金が必要になります。
しかし、現実的に限られた資金で自動FXをする場合、自分が勝負する為替レートのレンジを予め考えておき、そのレンジを超えた円安では停止するのがリスク管理として必要です。
私の場合、1豪ドルが90円を超える円安ではループイフダンの場合は停止し、トラリピの場合にはあらかじめレンジ設定としてそれ以上円安の買いポジションは持たないようにしています。
そのため、円安の時期においては、自動FXの罠をはっていないレンジで為替が変動することになってしまい、含み損のポジションを抱えていないため、スワップポイント収益も貰うことができないため、資金を遊ばせておくようになってしまいます。
これを考えると、円安よりも、「適度な円高」の状況が自動FXにとっては一番ありがたい状況と言えます。
以上、私が掲げた円高のメリットは、「余裕のある資金量でトラリピやループイフダンを実行した場合」の限定です。
ギリギリの資金でトラリピ/ループイフダンを運用した場合の円高進行は、ロスカットや損切りとの戦いとなり、チビチビ貰えるスワップポイントなんか比にならないくらいの損失をもたらすので、注意が必要です。
豪ドルにとって適度な円高である今、アイネット証券のループイフダンやマネースクエアのトラリピを開始するにはよい機会かもしれません。
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