日本郵政PO|2次株式売り出しに参加する?

日本郵政(6178)株の追加売り出しのブックビルディングが今日から始まりました。

2015年11月の上場当時は、日本郵政グループとして、日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の3社が同時にIPOを行いました。三社とも将来性に疑問はありましたが、配当金がいいし、知名度があるので3社とも売出価格の15%以上高い初値を付けました。

日本郵政は公募価格1,400円に対して、初値が1,631円をつけ、意外と好調な滑り出しでした。

さて、その2回目の売出ですが、3社のうち、日本郵政だけが9月中旬~下旬にかけて行われることが決定しました。

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1. 日本郵政2回目のブックビルディング内容

売出株数は、731,150,100株なので、かなり大型のPOです。

株式売り出しの目的は「売却収入を東日本大震災の復興財源に充てる」とされています。

申込株数は100株単位なので、1株当たり1,400円くらいで考えると、14万円くらいあれば1単元の日本郵政株を購入することができます。

ディスカウント率は、2%・3%・4%のいずれかなので、9月25日~27日の売出価格決定日の株価から、ディスカウント分割引された株価で手に入ります。

通常の市場で購入するより割引されているのがPOの魅力ですが、株価の変動で2%~4%の割引など吹き飛んでしまうので、最初の売り出しであるIPOほどの魅力はありません。

  • ブックビル期間:9/15 00:00~9/27 11:00、最短で9/25 11:00
  • 申込株数単位:100株単位
  • ディスカウント率:2%・3%・4%・ストライクプライス

2. 日本郵政株価推移

上場初値は1,631円でその後一時1,900円台まで上昇したもですが、2016年初め頃に世界同時株安で下落した後はうまく回復することができず、最近では初値の1,631円を上回ることはなく、IPOの公募価格1,400円すら下回ることが多いという状況です。

3. 日本郵政の経営成績

続いて、日本郵政の経営成績を目論見書から見てみましょう。右肩下がりの当期純利益が気になりますが、特に気になるのが平成29年3月期の損失転落ですよね…

4.  オーストラリアの物流会社の減損損失

記憶に新しいかと思いますが、平成29年3月期の連結決算において多額の減損損失を計上したのです。

日本郵便は平成 27 年5月に、トール社の発行済株式のすべてを買収総額 6,093 億円で取得しました。

資源価格の下落並びに中国経済及び豪州経済の減速等を受けて、平成 29 年3月期のトール社の業績が大きく悪化したことに伴い、日本郵政の平成 29 年3月期の連結決算において、国際物流事業に係るのれん及び商標権等の減損損失の4,003億円を計上して、赤字になってしまったのです。

なんか、イメージ悪いですよね…

5. 配当性向が高い

将来性は低いし、巨額の減損損失といいところがない日本郵政株式ですが、平成30年3月期末までの間は連結配当性向50%以上を目安に安定的な配当を目指しています。

配当金など安定的な収入が大好きな日本人を、高い配当利回りで勧誘しているという構図が明らかです。前期は赤字であったにも関わらず、1株当たり50円、100株当たり5,000円の配当を行っています。

9/15の終値 1,390円で計算すると、配当利回り3.6%と赤字企業とは思えない配当を支払ってくれています。

平成30年3月期末以降の配当方針が気になりますね。

政府の日本郵政株の売り出しが終わるまでは配当利回りは高くしておかないと追加の売り出しが難しくなるので、売却が終わるまではある程度の高配当をくれるのではと目論んでいます。

6. ブックビルに参加するかどうか?

記事を書きながら、きわめて後ろ向きに検討している自分に気づきました。

唯一の魅力が配当、POの割引率は高くない一方、こんな大量の株式が市場に出回って需給が悪化するなどのリスクを考えると、今回の2次募集で飛びつくような魅力はあまり感じません。

しかしながら、どれくらいの人気があるのかを知りたいという興味もありますので、とりあえず、当選するかも分からないので500株申し込んでみることにしました。

申込画面で、ディスカウント率を選ぶのですが、「ストライクプライス」という初めて見る選択肢が・・・

ストライクプライスとは、株式等の募集・売出しに際して実施されるブックビルディングにおいて、投資家が需要を申告する際の希望価格の一つです。
具体的な価格を示すのではなく、どのような価格で決定しても購入意思があることを示す価格となります。

ブックビル期間中に仮条件の変更がない場合、ストライクプライスと仮条件上限の価格は同じ意味となります。

だそうです。勉強になります。

とりあえず、500株をストライクプライスで申し込んでみました。500株全部当選すれば、70万円くらいになりますが、全部当選したら怖くて購入できませんね…

9/25に売出価格決定&抽選結果が発表されました。競争が激しくないからか、やはり簡単に当選することができました。