2018年 損益通算のために含み損銘柄の売却

2018年は比較的荒れた株式相場でしたが、配当金や株式売却により利益が積みあがってきたために、このままでは無駄な税金を支払ってしまうことになります。

これを回避するために、多額の含み損を抱えている銘柄を一旦損だしすることにしました。

1. 2018年の利益予想

まずはいくらの含み損を売却するかを検討するために、現時点での利益状況を見てみました。

現時点までの株式売買益と配当金は、合計で656,324円となっています。

  • 株式売買利益:357,906円
  • 配当収入:  298,418円

このままでは13万円以上の税金を支払うことになってしまいます。

この利益を消すために、含み損を抱えている銘柄のうち、損失が大きいものを売却しました。

2. 損切銘柄

損切銘柄は大きな含み損を抱えている米国株・日本株から選択しました。

米国株からは、IBM・BTI・KHCの3銘柄、日本株からはJT、SUBARUの2銘柄を損切して、合計▲426,628円の損失を実現させました。

3. 損切りによる節税効果

損切による節税効果は、

▲426,628円 × 20.315% = +86,669円

なのですが、SBI証券の損切前と損切後の状況を見てみると、譲渡益税徴収額合計が72,694円→0円になっただけのように見えます。

どうやら売買損益に係る源泉税がゼロになるまでは還付されたけど、配当金の部分の税金は減っていないようです。

<損切前>

<損切後>

では、86,669円-72,694円の13,975円の節税はどのように行われるのでしょうか?

どうやら、配当金との損益通算は翌年の年初にならないと反映されないようですが、ちゃんと損益通算(節税)されるようで安心しました。

↓SBI証券ホームページでの説明

確か、2年前も同じところで悩んだような…

4. 損切りした銘柄の買い戻し

損切した銘柄の買い戻しですが、基本的には翌営業日に行っているのですが、これらの含み損銘柄はナンピン買いを繰り返して株式数が多くなり過ぎている銘柄も多いため、一気に全額買い戻しするのではなく、2~3回に分けて買い戻しする予定です。

ちょっと欲張って、全額損切りした価格で買い戻すのではなく、まだ下落傾向が続きそうなので、ナンピン買いしたいな…

と欲張っていると、2016年末に損切りした4000株のANA株を半分しか買い戻せず、その後株価は右肩上がりに上昇して大変後悔したのを思い出しました。

しかし、全株式を同額もしくは成行で買い戻すのもなぁ…

場合によっては、底値が見えないBTI(ブリティッシュ アメリカン タバコ ADR)をナンピン買いするのではなく、同じように株価が下落しているけど、将来性がたばこよりは期待できるアップルなどを購入するのもいいかもしれません。

損切りは節税になる効果も大きいですが、多額の含み損を見なくて済むというメリットもあります。

但し、当初の取得原価をきちんと記録を残しておかないと、利益が出たから売ろうとしても、実は損切り前の取得原価は高くて、全然利益が出ていないということも起こりえます。

コメント

  1. むー より:

    総合課税で所得税還付を考えているのですが、損出しは総合課税出来るのでしょうか?

  2. ばたばた より:

    むーさん
    専門家ではないので自信はありませんが、確か総合課税の場合、配当控除ができますが、損益通算はできなかったと思います。

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