チャイナモバイル(CHL)が上場廃止に 〜 今後どうなるのか? 香港株への転換はできるのか?

高配当目当てでナンピン買いを行ったチャイナモバイル(CHL)株。

トランプ政権が中国との駆け引きで上場廃止を試みていた時も、まさか本当に上場廃止になるはずは、、と思い、ナンピン買いをしてしまいました。

そして、、、、20万円以上の含み損を抱え、年初来から拘束されたままの資金

チャイナモバイルは配当利回りもよかったので、アメリカのADRではなく、原株である香港株に転換できないかなぁと思って待ち続けるのですが、SBI証券からは連絡が来ないので、確認してみました。

1. チャイナモバイル NY証券取引所で上場廃止の経緯

まずは今までの経緯です。

トランプ米大統領は2020年11月、中国人民解放軍と関係が深い中国企業について、米国投資家による株式などの購入を禁止する大統領令に署名し、2021年1月以降、チャイナモバイル(CHL)はニューヨーク証券取引所で売買ができなくなっていました。

バイデン政権になって撤回されないかなぁと淡い期待を抱いていましたが、むしろ中国企業への投資禁止を拡大している模様で、ニューヨーク証券取引所で上場廃止になってしまいました。

2. 結局、保有しているチャイナモバイル株はどうなるのか?

SBI証券のホームページによると、デポジタリーの発表待ちというステータスになっています。

が、一方、下記記事によると、チャイナモバイル(中国移動、@CHL/U、941/HK)は1ADR=5株で、現株式への転換が行われるそうです。

ニューヨーク証券取引所は現地時間6日、中国の通信キャリア大手3社の上場廃止決定を維持することを決めた。3社はニューヨーク証取に対して決定の見直しを求めていたが、これを却下した格好だ。ただ、これら3社がニューヨーク証取に上場させる米国預託証券(ADR)の規模は小さく、香港マーケットでの株価に大きな影響をもたらすことはないとの見方が強い。香港メディアが8日伝えた。
対象となる3社は、チャイナテレコム(中国電信、@CHA/U、728/HK)、チャイナモバイル(中国移動、@CHL/U、941/HK)、チャイナユニコム(中国聯通、@CHU/U、762/HK)。ニューヨーク証取の決定は、中国人民解放軍が所有、または支配していると見なされる中国企業への株式投資を禁止する米大統領令を受けたものだ。これら3社はADRをニューヨーク証取に上場させており、取引自体は1月11日付ですでに停止している。
3社は7日引け後、ニューヨーク証取の決定を受け、ADR保有者を対象に原株式への転換を行うと発表。交換比率は中国移動が1ADR=5株、中国電信が同100株、中国聯通が同10株としている。

中国通信3社のADR上場廃止は確定、NY証取が見直し要請却下 / 米国株情報|亜州リサーチ株式会社 (ashu-usstock.com)

「SBI証券からは連絡が来ないけど、本当?」と思い、調べてみると、マネックス証券はすでにチャイナモバイルADRを保有している株主は、原株式(香港)への転換依頼を申し込めるようになっているようです。

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ちなみに香港のチャイナモバイル(00941)の株価ですが、48.75 HKDでした。

本日時点で、1USD=7.76 HKDなので、もし1ADR=5株に転換して貰えるのであれば、6.28 ドル(48.75 HKD/7.76) × 5 株 = 31.4ドル/株で、2021年1月の上場廃止時の27.51ドル/株より少しマシに思えますが、まだ正式な通知をSBI証券から貰えていないので、手数料や為替レートなど諸々含めて最終的に、どうなるのかは不明です。

3. SBI証券に再確認

マネックス証券が対応をADR株式から香港株式への転換手続きを開始しているのであれば、SBI証券も始めてるはず と思い、SBI証券のホームページを調べるも、記載は下記から変わらず…

50万円相当ぐらいの160株のチャイナモバイルを塩漬けしてしまっているので(自業自得ですが…)、待てない気分だったので、SBI証券コールセンターに電話してみました。

昨日夕方かけた時には、電話が混みあっており、、おかけ直しくださいとのことだったので、今朝再度かけてみたところ、5人待ちということで1分ぐらいで繋がりました。

しかしながら、結果としては上記SBI証券ホームページに書かれた以上の情報は得られず、結局は「まだ弊社では今後の対応は決まっていないのでもう少しお待ちください」ということでした。

「もしお急ぎであり、他証券会社で香港株へ転換できるのであれば、そちらの証券会社に株式を移管するという方法もございます」とのことでした。

今からマネックス証券の口座開設して、移管手続きしてたら、転換請求間に合わないでしょ、、、という感じですが。

今まで、ネット証券 最大手SBI証券を使うということに、何の疑いも持っていませんでしたが、米国株に強いマネックス証券口座という選択肢も考え始めた出来事でした。

4. 配当金が振り込まれた


という訳で、塩漬け状態は継続ですが、6/8に160株分の配当金が入金されました。

SBI証券の銘柄情報には掲載されていませんでしたが、配当金だけ突如入金されています。

まぁ、倒産した訳ではないので、株主としての権利はまだ生きているということでしょう。

このまま、取引できないまま米国のADRとして塩漬けされると身動きが取れないので、早く香港株に転換するか、現金化して欲しいです。

このような資金拘束が嫌な人は、上場廃止で揉めてた時に既に売り払っていると思うので、待つしかなさそうです。

コメント

  1. th69 より:

    情報ありがとうございます。
    私もSBIと楽天に問い合わせたのですが、結局何の情報も得られずでした。
    マネックスで原株交換が行われるのなら、SBIと楽天もそうなるのでしょうか。
    気長に待つことにします。
    それから、配当が入金されたのには驚きました。正にポジティブサプライズでした。
    では。

    • ばたばた より:

      th69様
      コメントありがとうございます!
      配当金入金は確かに驚きでしたね。
      配当金を貰えるとはいえ、中国株はいろいろありそうだから売買できる状態にしておきたいので、SBIや楽天も早く連絡来るといいですね〜

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