米国高配当株の買い増し候補とタイミング

先週の米国株価下落により、70万円超の含み損を抱え、あれだけ望んでいた買い場が訪れたにも関わらず、まだまだ底が見えないので、買い増ししようか悩み中です。

株価下落時には株価を見ずに、株式数や配当金額だけを見て、黙々と配当金再投資をするというのが、高配当株の鉄則です。

だけど、少しでも有利な株価で買い増しして、平均取得単価を下げたい、底値買いしたい、、という、難しい欲望も首をもたげます。

でも、底値が分ければ苦労はしないですよね…

私がナンピン買いをしたいと感じるということは、まだまだ底値でない可能性が高いと思います。

証券会社の取引画面を開くのすら怖くなる、、というのが、本当の底値に近いのでしょう。

しかし、そのような世紀の大暴落がまたいつ起こるかは私には分かりません。

また株価が反発して、「年末に買っておけば良かった…」と後悔することになるかもしれません。

1. 株価下落時の対応

株価下落時には、「売りから入る」、「債券や現金にシフト」、「気絶してしばらく待つ」、「買い増しする」など、できることはいくつかあります。

「売りから入る」というのは損失が限定されない取引なので素人には手を出せませんし、「債券や現金にシフト」するためには含み損を抱えている銘柄の損切りを伴うため、なかなか難しいです。

私に残された選択肢は、「気絶してしばらく待つ」か、「買い増しする」の二択となります。

底値だったら「買い増しする」が正解ですが、まだまだ底値が先であれば、「気絶してしばらく待つ」が正解ですが、底値が分からないので、日本人らしく間をとって、

少しずつ買い増しする

という選択を取りたいと思っています。

2. 買い増し対象銘柄

少しずつ買い増しをするにあたって、買い増し対象銘柄を考えてみました。

前提として、12月24日以降の株価が反発せずに、このまま低調 or 下落した場合に、買い増しを発動したいと思います。

①【T】AT&T

配当利回り:7.12%。

5年間での最安値に突入。配当性向も100%を超えており、危険水域に達しているものの、連続増配34年という株主重視の姿勢を考えると、減配せずに持ちこたえてくれるかも、、という期待も。

こちらは既に米国株ポートフォリオに占める割合が6%になっており、▲924$もの含み損を抱えている銘柄なので、慎重を期したいところです。

が、どうしてもすごーくお得に見えてしまい、買ってしまうかもしれません。

②【PM】フィリップモリス

配当利回り:6.60%。

たばこ業界の未来が不安視され格下げされ、市場の悲観も相まって暴落した模様。

配当性向がかなり高い上に、衰退が予測されるたばこ銘柄。

危険とは分かっていても、今までも訴訟などで厳しい環境の中、株主還元してくれた歴史を考えると、この垂直の暴落にも手を出したくなってしまう…

まだ、私のポートフォリオに占める割合も3%なのでもう少し買い増してもいいかなという気にさせるのです。

既に、▲610$もの含み損を抱えている銘柄なのに、こちらも懲りなさすぎかも。

③【AAPL】アップル

配当利回り:1.86%。

グロース株の中に含まれることも多いりんごちゃんですが、配当を支払い始めてくれており、まだまだ配当性向に余裕もあるので、株価が下がってきたら積極的に買い増ししたいと思っています。

暴落する時には、100ドルぐらいまで下げるリスクもありそうですが、173ドルの株価で既に購入しているので、150ドル、130ドル、110ドル、90ドルとあと4回くらいは買い増ししたいです。

無配株と違って少しでも配当してくれているだけで、頑張って持ち続けられそうです。

④【GILD】ギリアド サイエンス

配当利回り:3.55%。

バイオ医薬品会社で、過去5年間で最安値圏にきています。【ABBV】アッヴィかGILDのどちらかを購入したいのですが、GILDの割安さが気になってきています。

まだ保有していないので、20株ぐらい購入したいな~

⑤【UPS】ユナイテッド パーセル サービス

配当利回り:3.87%。

貨物運送会社ですが、競争激化が懸念され、目標株価が引き下げられ、株価が大幅下落。

今のところUPSは保有していないため、いずれは欲しいのですが、配当利回りが4%を超えてからにしたいです。

株価が90円を切ったら購入したいと思います。

3. 購入候補銘柄全比較

購入候補に挙げた5銘柄について、まとめてみました。

配当利回りだけで見ると、TとPMの二択ですが、既にこれらは保有してかつ多額の含み損を抱えていること、また配当性向が限界に近く減配リスクがあることを考えると、なかなか積極的に購入に動けません。

今一番無難に思える次の一手が、【GILD】ギリアド サイエンスですが、バイオ銘柄の浮き沈みがちょっと怖い気もしますし、配当利回り3.55%で債券とそんなに変わらないのに、そこまでのリスクを冒すのか?という気持ちになってしまいます。

【PM】はさすがに急落し過ぎでお得に見えるし、【AAPL】は将来の増配に期待してまだまだ底値ではないかもしれないけど、ここらで少し買っておきたい…

結論はなかなか出ませんが、どれか1銘柄は購入したいです。

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