米国金利上昇により、円安ドル高傾向が続いています。
とうとう112円を突破した様子です。
米国株を買い付けするには不利な円安ですが、買いポジションをたくさん保有している自動FXでは、安定した稼ぎ時となっています。
1. 円安により、ついにプラ転したUSD/JPYの予定損益
自動売買FXの仕組み上、基本的に含み損を抱えながら、少しずつ為替の動きで収益をあげていくことになります。
そのため、実現損益はプラスだけど、評価損益がマイナスというのが、通常の運用状態となります。
しかしながら、今ループイフダンにおいて、USD/JPYの買いポジションの決済予定損益がついにプラ転しました。
2. 塩漬け買いポジション
例えば、一つのポジションを見てみましょう。
2017年から4年弱保有しているUSD/JPYの塩漬け買いポジションが、決済に少しずつ近づいてきました。
この運用している アイネット証券のループイフダンでは、USD/JPYの買いポジションを25銭間隔の1,000USD単位で運用しています。
そのため、一回の決済利益はたったの250円。
一回の決済利益は微々たるものですが、回数を繰り返すことにより、利益を積み重ねてくれるのが自動FXです。
この1回の決済利益では250円しか稼げないポジションの、スワップ利益が6,056円も貯まっているのです。
1ドルが114円台になかなか戻らないため、この塩漬けポジションが、自動FXというよりも、スワップ投資となってくれていました。
自動FXの代表的なものは マネースクエアのトラリピですが、こちらは為替レートレンジの設定や、決済トレールなど、いろいろな設定が細やかにできるので便利ですが、プラススワップポイントは低いため、ここまでスワップポイントが貯まることはないでしょう。
6,000円超えのスワップを稼ぎだしてくれたのは、アイネット証券のループイフダンだからだと思います。
これがプラススワップなのでウキウキですが、これがマイナススワップだったら、正直穏やかではありません…
3. マイナススワップ が怖い…
幅広い為替レートに対応するために、売りと買いのハーフ&ハーフ運用をされている方々も多いです。
マイナススワップは発生するものの、決済利益に比べれば、 ハーフ&ハーフ運用 の方がお得だということによるようです。
しかしながら、私はどうしてもマイナススワップに対する恐怖感があります。
プラススワップであれば、いくらたくさんポジションを持ってしまっても、ロスカットされない資金余裕があれば、じっくり待つことができますが、マイナススワップが発生するポジションで塩漬けになった場合、怖くて損切りしてしまいそうな自分がいるからです。
そのため、現在はプラススワップになる通貨のポジションだけで自動FXを設定するため、評価損が膨らんで資金効率が下がったり、レンジアウトになるような機会損失が発生しているのも事実です。
スワップポイントは、通貨の間の金利の差によって付与されるので、最初プラススワップであっても、2か国の金利差が逆転すれば、マイナススワップに転じることもありますので、完全にマイナススワップを排除することは難しいです。
しかしながら、今回の6,000円を超えるスワップポイントを見ると、やはりどうしてもマイナススワップが発生するようなポジションの自動FXは怖くて手が出せないなぁ、と思ってしまいました。
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