米国株インデックス投資が最適な投資だと思いつつも、資金を分散させている訳

大学時代から始めた30年間の投資人生、アメリカ株へのインデックス投資だけやってたら、資産はグッと増えていたでしょう。

30年前には、アメリカ株への投資なんて、選択肢があることも、方法も知りませんでしたが…

あの「ウォーレン・バフェット」も自身の亡き後、妻には「資産の9割を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。」と言っていますし、何よりも実績が証明しています。

投資に、「たられば」は厳禁ですが、もし、30年間の投資資金をS&P500と連動したETFに投入していれば、私も億り人になれていたでしょう。

しかし、今でも色んな投資・投機・積立に資金を分散させてしまっています。

非効率なんでしょうけどね… 今日はその理由について振り返ってみました。

1. 過去実績が良いからといって、将来が保証されている訳ではない

米国インデックスが過去実績を鑑みた場合の投資の正解とされていますが、将来もそうとは100%では言えないということです。

S&P500指数

美しい右肩上がり。上記は10年間のチャートですが、もっと長期間で見ても、リーマンショックなどの暴落はあるものの、右肩上がりとなっています。

暴落時に狼狽売りさえしなければ、ほぼ確実に儲かりそうに見えてしまいますよね。

ただ、これは過去の実績であって、将来も同様の結果が保証される訳ではないのです。

2. 人の行く裏に道あり 花の山

「多くの人が行かない裏道に意外な花見の場所がある」という投資格言です。

私が大好きな逆張り思想です。

皆が「S&P500のインデックス 最高!」と言うと、違うものに投資したくなる、

皆が「日本株はオワコン」、「高配当投資はオワコン」と言われると、そっちに投資したくなる。

日本タバコ産業(JT)などの、高配当日本株に投資し、案の定、減配を食らっても懲りない、困ったものです…

3. 為替リスクが怖い

米国株はアメリカ人には良いと思いますが、日本人が保有する場合、どうしても為替リスクに晒されてしまいます。

老後、資金を取り崩す時期になって大幅な円高に見舞われていたら、なかなかお金を使いにくくなることが予想されます。

やはり、大半をドル建ては怖いので、ある程度の資金は円建てで確保しておきたいので、日本株への投資も続けています。

4. 老後、年金のような一定金額が欲しい

運用成果に伴って、残高が大きく変動する投資は、若くて稼げるうちはいいのですが、年をとって収入源が少なくなると不安があります。

やはり、公的年金のような、生活の基盤になる基本金額は一定額欲しいです。「年金財政は厳しく、将来給付は減らされる一方で自分で運用した方がマシ」という意見もありますが、私はあまり運用に自信がないので、ある一定額はお国に任せようと、年金はできるだけ納めています。

会社を退職して厚生年金を辞めてからは、国民年金基金に加入しました。

学生時代に未納だったり、免除していた国民年金は、60歳以降に納付して、満額の国民年金を目指す予定でいます。

資金効率は悪いですが、節税もできるのでというのを言い訳にしています。

S&P500インデックスは、老後、取り崩しが発生するのが、どうしても性格的に嫌なので、年金や配当金など、一定額を貰って、その範囲は自由に使う というのを志向してしまっています。

株式投資においても、税金上の不利益を覚悟の上、高配当株を中心に投資しているのも、資産取り崩しではなく、年金のように貰うというのを重視しているからです。

5. 楽しいから‼︎

やっぱり、楽しいんですよね〜

自分で試行錯誤して、成功したり、失敗したり。

人生の致命傷にならないくらいに、分散投資して、現金ポジションを持ったりしてるからでしょうが、投資先を探して、取らぬ狸の皮算用するのは、楽しいです。

S&P500のインデックスをiDeCoや積立NISAでという鉄板投資は、手間もかかりませんが、投資が趣味なので、試行錯誤しながら、いろいろ自由に投資したくなります。(時には一定額の範囲で投機も。)

いかがでしたでしょうか?

理由をたくさんつけましたが、結局は最後の「楽しいから‼︎」がメインなのかもしれません。

確率論でいくと、明らかな正解があるにも関わらず、個人的な趣味で違う道を歩んでしまう…

でも、仕方ないんです。

自分で選んだ方法じゃないと、「大暴落がきた時に、強い握力で持ち続けられない」からです。

大暴落の時に、バフェットを信じ続けられる自信がありません。「バフェットの時とは時代が変わったかも…」とか、何かしらの言い訳をつけて、市場から逃げ出してしまいそうです。

もちろん、自分で手を出した方法が間違って撤退することもあります。トルコリラへのスワップ投資が代表例です。

自分でやらかした失敗は、何が失敗の原因だったかも分かりますし、納得もいきます。「高い勉強代」と言えるかもしれません。

正答率の低そうな投資方法に、楽しく投資を続ける、負け惜しみのようになってきましたが、米国株で投資先を分散させておけば、そんなにひどいことにはならないのかな~ と楽観しつつ、株式投資を楽しみたいと思います。

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