トルコリラで老後年金を目指した結末は?

マイナス金利の中、個人向け国債は最低利率の0.05%。

少しリスクを取って日本株を物色しますが、平均利回り3%を超える株でめぼしいものははほぼ買ってしまったため、手詰まりです。

日経平均は20,000円前後と比較的高い水準なので、高値掴みになるのも怖いです。

そこで、配当金生活を目指す私の新しいポートフォリオとして、外貨に目を向けています。

外貨預金や外債は手数料が高いので、今一番興味があるのがFXです。

さらに配当金生活の不労所得として魅力的なのが、高金利のトルコリラへの投資です。

1. 成功例は見当たらず…

年利8%や10%といえば、魅力的な投資に一見見えるので、チャレンジした方はたくさんいらっしゃいますが、ロスカットになった失敗例はたくさんあるものの、成功した前例を見つけることはできませんでした…

ほとんどのブログが

  • 今がさすがに底値と思い、数万~数十万トルコリラの買いポジションを取る
  • 4年~10年経てば、スワップポイントで元手を回収するから、それ以降はウハウハを想定
  • その時点ではさすがにそこまでは下がらないだろう金額(1トルコリラ=40円、36円、30円…)まで耐えられる資金計画
  • 円高が進行し、スワップポイントも右肩下がりで減少
  • 下落しナンピン買いをするも、更に下落して含み損を精神的に耐えられなくなって自主的に損切りするか、政情不安による急激な円高進行による強制ロスカット

という似たような経路を辿っています。

スワップ 100万円、含み損 ▲250万円

始めた時期はそれぞれ異なっても、だいたいスワップの2倍以上の含み損を抱え、更に円高が進行する中、スワップポイントの益と含み損を合計した損失は膨らむ一方。

待ち続ければ、スワップポイントをただでもらえるポジションに理論的にはなるはずだったが、想定以上に早い円高進行とスワップポイント下落により、保有すればするほど損が膨らむ…

リーマンショック以前からトルコリラを取引し続けたらスワップポイントの益と含めてどうなっているのか興味がありますが、なかなか長い記録をしているブログが見つかりません。

ようやく見つけたこのブログの情報が大変役立ちました。

リーマンショック前の2008年7月に為替レート84.979円で8万トルコリラの買いポジションを持つところから始めたこの方。1日のスワップポイントは403円。1カ月で100万円が170万円に増えるというのを味わった後、リーマンショック・・・・

強制ロスカットで全部失うのではなく、追加入金しながらポジションを少しずつ売却してもちこたえているので、長い間トルコリラ市場から退場することなく、トルコリラ投資を続けられているようです。

2016年時点で、▲180万円の損失があるようですが、1日100円のスワップポイントで8万トルコリラ持っているので、毎日800円の収入なので、180万円を完済するまでにあと約6年。

でも更に為替レートが悪化すると、完済期間が延びるという底が見えないのがトルコリラの怖いところです。

2. ハイリスクミドルリターン

調べれば調べるほどハイリスクで、成功例が見当たらないトルコリラスワップ投資。

手を出さないのが正しいとは理論的には分かるのですが、今までたくさんの人を魅了し破綻させただけあって、投資先としては魅力的なんですよね…

  • 1トルコリラ=30円くらいが底に見える
  • さすがに、1トルコリラ=15円以外にはならないのでは?
  • レバレッジ2倍なら、年利が20%を超えるから5年でモトが取れる

あれ、先ほどの失敗例とそっくりな「捕らぬ狸の皮算用」ですね。

トルコリラがこれだけ高金利なのは、インフレが進み、貨幣価値が下落しているからであり、この「捕らぬ狸の皮算用」的な試算はトルコ経済がV字回復して円高が止まらなければ不可能なのですが、夢を見てしまうんですよね。

3. 年金で受けとれる宝くじを買う

NZドルのスワップポイント狙いのFXとは違い、ハイリスクなトルコリラ。

外貨預金と同じような感覚で始めるには、リスクが高すぎます。

でもどうしても挑戦してみたいので、このような言い訳を考えました。

年金形式の宝くじを買ったと思う

「不労所得」のスワップポイント生活の夢を買うと思って、100万円を投入することにしました。

4. 今が底値か、トルコリラ

29円くらいが底値に見えてしまうトルコリラ。ここで5万トルコリラ投資するのも夢がありますが、本当に底値かの自信はありません。

為替レート推移を見てみると、過去にも底値に見えるような動きがいくつも見つかるからです。

そこで、ナンピン買いのように20銭下落する毎に1,000トルコリラ購入するという積立て方式を採用することにしました。

現在、1トルコリラ31円前後なので、もし1トルコリラ=29円が底値だった場合、2万トルコリラも買えなかったことになるので、トルコリラ年金としては買い増しする必要がありますが、最初から多額の含み損を抱えたくないので、安全目に行きたいと思います。

コメント

  1. キヨリン より:

    初コメント失礼します(o*。_。)oペコッ
    私も最近スワップ狙いでのトルコリラ運用を始めました。1年前は少々早かったと撤退しましたが、29円台でのダブルボトム形成で底値になるかと期待しています。
    ただ未来はわからないですからね… 私も毎月積み立て形式でトルコリラを増やしていく予定です。
    スワップ狙いの長期保有は成功例が無いため不安も多いですが、毎日少しずつでも増えていくのは魅力です。トルコリラ保有仲間としてこれからも頑張りましょう(^◇^)
    今後もブログの記事を参考にさせていただきます。

    • ばたばた より:

      キヨリンさん
      コメントありがとうございます!
      キヨリンさんもスワップ狙いのトルコリラ始められたのですね。
      やっぱり、29円台は底値に見えてしまいますよね。
      為替の下落スピードとスワップ収入の闘いで、今までは為替の下落スピードの圧勝でしたが、長期積立てしていけば、どうにかならないか、あわよくば値上がりしてくれないかな??
      お互いに頑張りましょうね!

  2. KSR より:

    始めまして。

    サイモンさんのブログを見て
    訪ねてきました。
    よろしくお願いします。

    トルコリラ円のスワップ
    魅力的ですね。

    取らぬ狸の皮算用。
    私も考えてしまいました。

    生き残る事が大事ですね。

    K.SSのブログ
    で検索してみて下さい。
    自分用の記録ブログなので
    数字のみのブログです。
    (自分でアドレスがわかりません(泣))

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