資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手の中国恒大集団(3333.HK)が急落して、ハンセン指数の終値が3.3%安という、終値ベースで昨年10月以来の安値で取引を終えました。
これを受けて、NYダウも1.78%安となりました。
中国市場はそんなにオープンではないから、今回の中国恒大集団の影響はリーマンショック級にはならずに限られるというような話も聞こえてきますが、コロナ暴落の時も、最初はちょろちょろだったので、今後数カ月で暴落するケースも想定しておこうと思っています。
下落となると、ついつい早すぎるタイミングで買ってしまい、セリング・クライマックスで弾切れを起こしがちな私。
今度こそ、冷静に、いきたいな〜
と思いつつも、早速、大暴落に備えて「株価下落したら買いたい高配当 日本株5銘柄」をピックアップしてみました。
きちんと業績や財務諸表を読みこんで抜粋したのではなく、私個人がずっと欲しいなーと思ってて、株価が下がったら自分のポートフォリオに追加投資したい というアバウトな選定方法なので、ご注意ください。
1. 花王(4452)
連続増配 31年で日本最長を誇る花王。連続増配企業が多いアメリカ株だと31年は目立たない記録ですが、株主還元意識の低い日本企業の中で最長記録というのは、安心感があります。
紙おむつや洗剤など生活必需品を扱っているという安定感もあるので、ずっと欲しいと思いつつも、予想配当利回りが高配当狙いとしてはちょっと物足りない感じ。(2021/9/17時点では2.1%)
コロナ禍で化粧品事業が落ち込む影響もあり株価低迷中なので、今後更なる下落で株価が6,000円前後まで落ちてこれば、新規に追加したい銘柄です。

2. NTT(9432)
日本電信電話。ドコモが上場廃止になった際に、その売却資金の一部でNTTを購入しました。
その時のNTTの株価が2,314円。その時に全額NTT株を購入しておけば良かったのですが、もう少し下がるかもと様子見をしていたら、するする上がってしまい、結局1単元しか買うことができませんでした。
せめてそれと同じぐらいの水準(できれば、もう少し安く)であと1単元購入したいです。

こういうのを「アンカリング効果」と言うんですよね… ダメなやつ。
過去の株価水準がアンカーのように頭に残り、その株価水準にとらわれてしまうことで、合理的な投資判断ができなくなることを言います。
まぁ、直近の株価が元気すぎて、ここまで下がってくるようには思えませんが…
3. 東京海上ホールディングス(8766)
今年に入って購入した数少ない個別銘柄の一つがこの東京海上です。
どうしても欲しかったので、5,113円と微妙な取得原価で購入しました。私の投資リスク管理ポリシーとして、「個別株は投資元本 100万円まで」というのがあるので、今回、株価が4,800円ぐらいまで下がってくれれば、もう1単元(100株)購入できそうなので、それを狙っています。

2021年9月17日の株価ベースで4.05%という予想配当利回りは魅力的ですし、損害保険会社というのはポートフォリオに重複がないので、購入は比較的しやすいです。
タバコ産業なんて、JT・BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)・MO(アルトリア)・PM(フィリップ・モリス)など、モクモクしているぐらい保有しているので…
4. 三菱HCキャピタル(8593)
平均購入単価 488円で200株保有中なので、それ以下の価格で買い足すことができそうだったら購入したいです。
これもアンカリング効果で最初の購入単価にこだわっていますが、2021年9月17日の株価ベースで4.3%という予想配当利回りを考えると、そこまで下がらずに買い足してもよい気がします。

5. リコーリース(8566)
これは保有していないので、新規購入株となります。
2021年9月17日時点の株価ベースで、予想配当利回りは3.0%。

株価はここ10年はボックス相場なので、いかに安く購入できるかがポイントとなります。
できれば、3,000円付近を狙いたいのですが、そこまで下がってくれるかは…
こんなノリみたいな銘柄選択でいいのかなぁ… というのはありますが、私ごときの知識がいくら分析しても、そんなレベルの分析はプロはすでに織り込み済みだったりするでしょうから、あまり意味もなさないと開き直り、①自分がその銘柄を欲しがる気持ち、②現時点の予想配当利回り、③10年間株価推移 を基準に選定してみました。
これくらい下がったら買いたいなーという、「希望指値株価」も示しましたが、だいたいコロナ暴落時の株価ぐらいに下がらない限りは購入できない株価となってしまったので、実際にはこの価格を待てずに購入ボタンを押してしまう自分がいる気がしてなりません。
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