コロナ相場を振り返って次の暴落に備える

今まで「株が下がったら買いまくるぞ~」と意気込んでいました。

が、実際に2020年のコロナ株価大暴落を経験すると、思ったようにはできなかったので、その経験をまとめてみました。

生きているうちにきっとまた、リーマン級、世界恐慌級と言われる暴落を経験すると思うので、その時はもう少しうまく立ち回れるように、記録に残したいと思います。

1. うまくいかなかったこと

コロナは中国のことであまり影響はなさそうだと思っていたのですが、少しずつ株価が下がってきた2月から少しずつ買い増しを始めました。

一応リーマンショックも経験しているので大丈夫かと思っていましたが、暴落が本格的に始まると下記のような点で思った通りに動けませんでした。

  1. 途中からコロナで勤務先の業績が急激に悪化して、雇用不安が出てきて現金を多めに保持しておきたくなった
  2. BAのように倒産なんてあり得ないと思っていた会社にすら、倒産のリスクが出てきた
  3. 現金を確保していたつもりだったが、早いうちから買い進んだため、底値付近では投入できる資金が減ってきた
  4. 円高が進行し証拠金維持率が下がってきたので、FXの証拠金に200万円を追加した
  5. 思った以上に無配・減配した株が多かった
  6. 高配当にだけ釣られて買った個別株は特に暴落が悲惨だった
  7. 少しずつ株価が回復し始めた時に二番底が怖くて買い増しできなかった

全然ダメダメな感じですね…

2. 思い通りにできたこと

逆に思った通りにできたことは二点だけでした。

  1. 株価に一喜一憂せずに意外と冷静だった
  2. 狼狽売りせずに、株を握りしめられた
  3. ARCCを比較的安値で購入できた

でも2.の狼狽売りをしなかったというのはその後の回復相場に乗れたのでとても良かったと思います。

3. 今後について

私は高配当株・高配当ETF中心の運用をしています。
現在のところ、グロース株に完全に負けており、今回のコロナでも惨敗しました(泣)

PERの高さは成長期待だということは分かっていても、高PER株を買えない性格なので、私にはグロース株運用はできないと諦めています。高PERを信じられないと、きっと株価が暴落した時に売ってしまうからです。

今回のコロナ暴落を経て、高配当株中心という方針は変えないのですが、少し運用を見直した点は下記です。

全体的に言うと、ハイリスクなスワップFXや一部の高配当株を売却し、ETFを増やしていく戦略です。コロナ暴落を経験すると、紙切れになるリスクのある個別株は思い入れのある銘柄にしておく必要があると痛感しました。

  1. 現金比率を上げる
  2. 高配当だけに惹かれて買った株を売却する
  3. スワップ金利目当てのFXは撤退する
  4. 配当入金されたものは、VIGを購入する
  5. NISA枠でVT、VTI、VYMなどのETFを購入する

高配当だけに惹かれて買った株、PBI(ピツニーボウズ)やTX(テルニウム)は株価が回復した2020年11月末に売却しました。幸い株価が回復したので、利益が出る形で撤退できたので良かったです。

また私の投資家人生最大の失敗のトルコリラなどのスワップ投資も、今年のFX益と相殺できる大半は損切りを行いました。

これらにより、200万円以上の現金が確保できました。またトヨタのAA株は一定金利でリスクも低かったので大変気に入っていたのですが、どうやらトヨタ側が償還することを決めたようなので、更に100万円の現金が入ってくる予定です。

現在アメリカ株は史上最高値で手を出しにくいため、給料からの買い増しは行っておらず、配当金をVIGに投入しているだけなので、投資資金が少しずつ貯まっている状況です。

纏まった現金が貯まった段階でまた暴落が来ればいいのですが、なかなかそうはうまくいかないでしょうね…

今まで配当金をKPIにしてることもあり、受取配当を目標金額に近づけるために、単なる不人気高配当株にたくさん手を出していました。

全部ETFに移行した方がよいのかも、、やはりインデックスには勝てないなぁと思いつつあります。

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