火災保険・家財保険の必要性~比較した結果は?

新築マンション購入時に火災保険に加入したものの、夫と共同名義なので、私のローン金額相当、かつ期間も住宅ローンの期間しか加入しておらず、地震保険も5年を経過したけど更新せず、失効したまま、放置していました。

地震の確率が首都圏で大幅に上がっているというニュースをきっかけに、地震保険に入らなくて大丈夫か?が大変心配になってきたので、火災保険についても検討することにしました。

火災
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1. 火災保険の必要性

火災保険は、確率は低いものの、起こってしまった場合のダメージが非常に大きいリスクに備える保険であり、その意味で、保険を使うのは一番有効な手段だと言えます。

しかしながら、発生確率が低いものについて、決して安いとはいえない保険料を払い続けるのか?という考えもあるため、火災保険の仕組みを理解した上で加入するか、また加入する場合、特約などの範囲はどうするかを検討したいと思います。

火災保険の必要性を考えるにあたって、いくつか理解しておくべき事項があります。

①「失火責任法」

隣の家が火災になり、自分の家に燃え移ったとしても、故意や重大な過失がない限り、火元となった人は延焼の損害賠償責任を負わなくてよいと定められています。すなわち、軽過失であれば損害賠償責任を負わないということです。

道義的に考えると、隣から延焼したのであれば賠償してもらえるような気がしてしまうのですが、「失火責任法」ではその損害を隣家に賠償してもらうことができないのです。

→火災保険に加入していないと、隣人からのもらい火であっても基本的には自分で再建費用を支払わなければならない。

②類焼損害補償特約

上記で説明した通り、「失火責任法」により、自分の家から出火して隣の家が類焼しても、軽過失であれば法律上の賠償責任は生じません。よって、隣の家の再建費用を負担しなくても、法律上はよいようです。
 
でも、自分が原因で人に迷惑をかけたのに、法律上の義務がないからと言ってそのまま支払わずにいられるか?・・・・と思う方は家計への影響とのバランスで検討する価値はあるかと思います。

③建物と家財

建物と家財は別々に保険をかける必要があります。家財保険をかけるかどうか、またかけるとしたらいくらの保険金額にするかは慎重に検討が必要です。

④火災保険は「住まいの保険」

火災保険は「住まいの保険」と呼ばれることもあり、火災だけではなく、補償内容を広げて風災・水災・盗難・破損などを補償することもできます。
 
保障内容を狭くした場合と、広くした場合での、保険料の違いを考慮の上、どこまでを範囲とするか検討した方がよいです。

⑤個人賠償責任補償特約

日常生活や住宅の管理不備等に起因する偶然な事故により、他人にケガ等をさせたり、他人の物を壊したりした場合の法律上の賠償費用を補償してくれるものです。

2. 火災保険に加入すると決めた理由

一戸建てならともかく、耐火になっているマンションにおいて、火災保険に入る必要があるのかという迷いがありました。しかしながら、私が下記のような理由から入ることにしました。
 
・火災自体の発生確率は低いものの、一旦発生すると損害額はかなり大きい。
・近隣の火災で受けた損害は、火元の家には賠償してもらえない。
・火の付けっ放しや、階下への水漏れが心配
・男の子二人を抱えているので無制限の個人賠償責任保険に入りたかった

3. どのリスクをカバーしたいか?

住まいの保険は、火災だけではなく、風災・水災などいろいろリスクをカバーすることができます。もちろん、補償範囲を広げると保険料も高くなるので、どこまでを範囲とするかを慎重に検討する必要があります。

保険会社によって異なるのですが、全部を対象とするもの、マンション用に③水災リスクのみを除外したプラン、⑤破損等リスクのみを除外したプランなど、いくつかのプランが用意されています。

①火災リスク(落雷・破裂・爆発)
②風災リスク(雹災・雪災)
③水災リスク
④盗難・水漏れ等リスク
⑤破損等リスク
 
結論:「水災」のみ除外
理由:マンションの上の方の階なので、さすがに床上浸水するような災害は発生しないと思うので。
旦那さんが電化製品大好きなので、家電がたくさんあるので、⑤破損等リスクはつけておきたかったので。

4. 家財保険に加入するか?

家財保険は必要でしょうか?また家財保険はいくらかける必要があるのでしょうか?

保険相談をすると、家財簡易評価表のようなものを見せてくれ、43歳くらいで大人2名・子供2名の場合、家財の再調達価額は1,500万円という目安を見せられました。

かなりびっくりしませんか? 家電製品や家具・洋服などを足しても、1,500万円はいかない気がしますが、長年住んでいるからこれくらいになるものでしょうか…

家財保険は入らなくてもよいかなという気持ちもあるのですが、家電製品が多いし、子供による破損も補償されるようなので、少しはつけておこうかと考えました。

結論:400万円

理由:最初は200万円くらいでもいいかなと思っていましたが、地震保険が半額の100万円だとちょっと不安。。東京海上の場合、5年の家財保険で200万円だと11,620円、400万円だと16,190円という4~5千円の差だったので。

但し地震保険を100万円→200万円にすると保険料は倍になり、地震保険が約8,000円増える方が痛いですね。。
 
地震の発生確率から考えると、万が一に備えておく気持ちで地震保険は200万円にしておこうと思います。

5. 「類焼損害補償特約」に加入するか?

「類焼損害補償特約」とは、自分の家からの出火により、ご近所の住宅や家財が類焼し、類焼先の火災保険で充分に復旧できない場合、法律上の賠償責任が生じないときであっても修復費用の不足分を補償するものです。

なお、この「類焼損害補償特約」は損害賠償をする保険ではなく、類焼先の火災保険に不足があるときにカバーするものであり、類焼先の火災保険と重複して支払われるものではないそうです。

類焼した相手が火災保険にきちんと加入していて、そこから不足なく保険金の支払いがされるなら、類焼損害補償特約からの支払いはありません。

心情的にはこちらが迷惑をかけたので、こちらの保険で賠償したいところですが、そのような仕組みなので仕方ありません。

東京海上日動の場合には、「類焼損害補償特約」に入らなくても、「失火見舞費用保険金」が火災保険に自動補償されており、自分の家から発生した火災などで隣に損害を与えた場合には、1事故1被災世帯あたり、50万円支払われます。(ただし、支払限度額(保険金額)の20%を限度)

法的な賠償責任はないから、隣人への補償はこれで十分と思う方は、「類焼損害補償特約」に入らないという選択肢もあります。

日本では失火責任法において、たとえ貰い火で火事になったとしても、出火元に重大な責任がない限り賠償請求できないし、隣家が我が家のために類焼損害特約を掛けていなければ、自分だけがかけるのは損なので、「類焼損害補償特約」には加入しないという考え方もあるようです。
結論:「類焼損害補償特約」に加入する
 
理由:自分の家が出火元だと道義的な責任を感じるので

「失火責任法」を鑑みれば、加入必須の保険ではないし、若干無駄な気もしますが、心配性で特に他人に迷惑をかけるのを非常に気にする性格だから、心の安心料として加入しました。

東京海上日動火災では、保険金が1事故1億円限度で、特約保険料は7,920円(5年間)でした。

6. 「個人賠償責任特約」に加入するか?

「個人賠償責任特約」とは、日常生活や住宅の管理不備等に起因する偶然な事故により、他人にケガ等をさせたり、他人の物を壊したりした場合の法律上の賠償費用を補償してくれるものです。

我が家は現在、旦那が入っている傷害保険にこの特約が付いていたのですが、20代の頃のようにケガをするようなスキーなどもしていない中、高い保険料を払い続けることに疑問があり解約を検討しており、「個人賠償責任保険」をちょうど探していました。

我が家にとっては、「個人賠償責任保険」は保険としての必要性はかなり高いと思っています。二人の息子たちが他の人にケガをさせた場合、損害は貯金で支払える金額を軽く超える可能性もあるため、この保険を失効させる訳にはいかないのです。

2歳の下の子に気を取られていたときに5歳の長男が走っていっておばあちゃんにぶつかって転ばせてしまったことがありました。幸い大事に至らなかったものの、ヒヤッとさせられる出来事でした。

結論:「個人賠償責任特約」に加入する

理由:わんぱくな子供達が他人にケガをさせてしまうのが怖いので

東京海上日動火災では、保険金が1事故国内無制限にした場合、特約保険料は6,730円(5年間)でした。

7. どの保険会社に入るか?

働いていると、どの保険会社に入るかなど調べるのも面倒ですね。まずは、自分の想定した条件で一括見積をするのもよい方法だと思います。

私の場合、まず各社でどれくらい保険料に違いがあるかを把握したかったので、建物(マンション:80㎡)1,100万円、家財200万円、水災除外、地震保険あり、個人賠償・類焼損害補償付きの保険期間5年間で6社の一括比較を行いました。

地震保険を付けなければ、一番安い保険会社で32,180円、一番高い保険会社で47,340円でした。
地震保険も付加して、一番安い保険会社で84,770円、一番高い保険会社で99,930円でした。

一番高いところと安いところで、5年間で15,160円の差異がありましたが、補償範囲が微妙に違ったり、免責額が異なったりと、各社のパンフレットを読み込むと単純比較はできないことも分かってきました。

我が家の条件では、保険料だけで見ると、朝日火災と富士火災海上が安かったです。

このようにネットの情報で自分である程度知識をつけてから、保険の相談窓口や代理店などに相談するのがよいと思います。保険の相談窓口をいろいろ利用してみましたが、何社もの見積はなかなかやって頂けない気がしますので、まず何社もの見積を同じ条件でやりたい場合には、インターネットの見積サイトの方が良かったです。

さて、長々と我が家の保険見直しの過程をご説明しましたが、どこに入ったかというと
結論:「東京海上日動火災」に加入する
理由:個人賠償責任保険で、補償金額が国内無制限にできるのがここしか見つからなかった

単純に保険料だけで比較すると、私が比較した中では「東京海上日動火災」は高かったです。

しかしながら、個人賠償責任保険を国内無制限にできるのは、火災保険のなかでは「東京海上日動火災」しか見つけられなかったので、これだけが決め手になってこちらにしました。

もちろん、「個人賠償責任保険」を自動車保険に付加すれば、無制限にできる会社はいくつかあるようですが、車は都内ということもあり、いつまで乗り続けるかも分からないので、気づいたら個人賠償責任保険が失効していたというのは怖すぎるので、ずっと継続する保険に付加しておきたかったのです。

個人賠償責任保険を国内無制限にして、家財保険を400万円にしたので、結局保険料は約11万円(地震保険 6万円含む)となりました。

結構高いですね…

我が家の場合、夫が独身時代から入っていた傷害保険の必要性が低くなっていたので、それを解約して火災保険に入るので、幸い家計への影響がないのが救いです。
 
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