「保険で貯蓄してはいけない」は本当か? 私が保険で貯蓄する理由

お金関係の本を読むと、「保険で貯蓄してはいけない」というアドバイスを良く見かけます。

私の個人的な意見としては、個人年金・生命保険料控除の節税限度額の8万円ずつ(所得控除額は4万円ずつ)の個人年金・学資保険を掛けるのは、そのお金を途中解約しないだけの十分な貯金がある場合、有効な方法だと思っています。

豚の貯金箱
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1. 保険で貯蓄してはいけない理由

理由はいろいろあるようですが、主には下記のような理由のようです。
 
①現在の低い予定利率が固定
②資金の用途が固定(中途解約すると元本割れ)
③インフレリスクへの対応が難しい
④保険料が高い
⑤保険会社破綻のリスク

しかし、まず「①現在の低い予定利率が固定」についてですが、バブル崩壊後に社会人デビューした私にとっては、低い利率はもう20年続いているじゃない…という感じです。さすがにマイナス金利は想定していませんでしたが…

「②資金の用途が固定(中途解約すると元本割れ)」は途中で解約すると、解約返戻金は払込金額より少なく損をするため、支払いが苦しくなっても払わなければならないというリスクがあるからです。
これは流動性のある預金などを十分に確保した上での保険料支払いなら、問題はないと思います。
 
「③インフレリスクへの対応が難しい」については、今は日額10,000円の保障で十分足りても、将来は10,000円の価値が下がり、保障として、不十分になる可能性があるということです。
これはなるほどと思いますが、昭和の高度成長期でない今、私が社会人になってからはインフレを感じません。むしろデフレ?
アベノミクスでは2%のインフレを目指していますが、どうなることやら…
 
「④保険料が高い」ですが、当然掛け捨てではなく貯蓄となるため、単純比較すると掛け捨てより保険料は高いです。
貯蓄がない時に低い掛け金で高い保障を得たい場合には貯蓄型は不向きですが、ある程度貯蓄が貯まってきた段階で運用先の一つとして保険は一つの選択肢となりうると思います。
 
「⑤保険会社破綻のリスク」についてもリスクはありますが、破綻しても「生命保険会社契約者保護機構」が保険契約を継続してくれるため、予定利率が下がったり責任準備金が削られたり給付は悪化しますが、ゼロにはならないので、完全自己責任の株式投資より安心感があります。
また、格付けがある程度優良な保険会社ならそれほどのリスクはないような気がしています。
「保険で貯蓄してはいけない」をする方は、投資信託とかで自助努力で貯金とおっしゃったりしますが、そもそも、私のような素人が、投資する方にリスクを感じます。。

2. 私が保険で貯蓄する理由

インターネットでいろいろ調べているにも関わらず、ファイナンシャルプランナーなどの専門家から「保険と貯蓄は分けるべき」という意見を無視してまで保険で貯蓄するのは、「①税金を節税できるから」という理由が一番大きいです。
 
①税金を節税できるから
②別口の安心感
③他の用途に使えない
④天引きで貯金しやすい
 
①は、生命保険、介護医療保険、個人年金保険のそれぞれで4万円ずつ、所得控除を受けることができます。所得が高ければ高くなるほど、所得税減税効果は大きくなります。
 
②は単に心理面ですが、個人年金を例に取ると、60歳~70歳まで月5万円ずつ支払われる個人年金に加入していると、公的年金が支払われるまでのつなぎ年金の一部として心強いですよね。
逆に60歳時点で600万円の貯蓄があり、これを毎月5万円ずつ取り崩して生活すると考えると不安になりませんか?
同じ総額600万円でも、預金通帳の残高がみるみる減っていくより、保険会社から毎月5万円振り込まれた方が使いやすい気がしています。
まぁ、これは気持ちの持ちようだけの話ですが、私にとっては、大きいです。
 
③は保険に入ると中途解約をすると損をしてしまうので、資金用途が固定されます。「保険で貯蓄してはいけない」論からいくと、これがまさに保険のデメリットでありますが、意思の弱い私にとっては教育資金のような手をつけてはいけないお金は定期預金とかではなく、保険のように解約すると損をするという心理プレッシャーがあるくらいの方が守ることができる気がします。
 
④天引きで貯金しやすいというのは、保険は一度加入すると忘れるくらいないものとして家計管理するので、意思の弱い方は財形貯蓄などと同様に貯蓄しやすい方法だと思います。

3. 保険で貯蓄する際の考慮ポイント

実際に保険で貯蓄するとなると、下記3点を考慮する必要があります。

①いくらの保険にするか?

・中途解約しなくて済むように無理のない金額で。
・払込金と受取額を比較し、元本割れはしていないか?万が一、元本割れしている場合、その部分は妥当な保障といえるか?
・不測の事態への蓄えは十分か?(不足の事態への備えは、掛け捨ての方がおすすめですが…)

②節税メリット

・保険料控除の節税メリットがあるか?(保険にいくつか入っている場合、既に控除額上限となっている可能性が)
・個人年金保険控除にしたい場合は、控除要件が年金の支払を受けるまでに10年以上の期間にわたって、定期に支払う契約、年金受取人の年齢が原則として満60歳になってから支払うとされている10年以上の定期又は終身の年金であることなど、要件が厳しいので、入ろうとしている個人年金がこれに該当するかを確認する。
・一時払いの場合、支払った年しか控除されないから注意が必要。(全期前納は毎年控除される)

③保険加入時期

・近い将来に金利が上昇すると予測する場合は、今の利率で固定される保険は回避した方がよい。
・ライフプランにおいてその資金を固定して良いか?(家購入・教育費などで中途解約しなくて済むか?)

4. 我が家の保険加入状況

中途半端なアカウント型にはせず、掛け捨てで保障するもの、貯蓄目的で定期預金の代わりにしているものと、目的別に分けています。
 
【掛け捨て】
・医療保険
・定期保険
 
【貯蓄型】
・個人年金
・学資保険

生命保険は、必要な時期が子どもが大学を卒業するまでなので基本的には掛け捨ての定期保険で賄い、ライフステージにあわせて減額していきます。

医療保険もお祝い金などない、シンプルな入院保障日額5,000円の終身払いの掛け捨てにしています。

貯蓄目的としては、元本割れのない、個人年金と学資保険に加入しています。ポイントとしては、これらの保険も保障をたくさん付けると元本割れしてしまうので、保障は掛け捨てで賄っているから、貯蓄型保険は純粋に貯蓄として価値があるかという観点で選んでいます。

「掛け捨ては損」という考え方で無闇に貯蓄型保険に入ることはお薦めできませんが、「貯蓄型保険のデメリットを理解した上で」一つの有効な貯蓄方法だと思います。

確実に必要資金を別枠で貯金できており、大きな後悔はないので、今のところ、結果オーライといった感じです。

例えば、どの生命保険に入ってよいか分からない場合には、複数会社に一括の資料請求ができるインターネットサイトを利用するのもおすすめです。
 
また、保険についての相談をしたい場合には、ある程度インターネットサイトでそれぞれの会社のプランを理解した上で対面の無料相談を行った方がよいと思います。なかなか、人と一対一で面談する場合、5社とかの見積を出してもらうのは恐縮してしまうので・・・・

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もちろんその場で決めるのではなく、パンフレットをもらったり、プラン設計してもらい、自宅に帰ってインターネットで情報収集した後に、最終決断をします。

この記事を下書きして温めている間に日銀がマイナス金利を発表したので、この影響がどこまで効いてくるかの影響を見ながら検討する必要がありそうです。

保険会社がマイナス金利に伴い、どこまで予定利率を下げてくるかが注目となりますが、もし加入の意思を決めているのであれば、各社がマイナス金利に追随して、予定利率を下げる前に加入する方がよさそうな気がします。

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40代で高齢出産したので、教育費・老後資金を貯めるべく、保険の見直しを行っています。良かったら他の記事もご参考にしてください。