共働きの家計管理|お小遣いはいくらにするか?費目の範囲は?

共働きの家計管理をどのようにするかについては、結婚を意識し始めたら、しっかり話し合っておくことをおすすめします。

子どもを産まないのであれば、一生独立採算制でパートナーに給料をオープンにせずに成立するかもしれませんが、1つの世帯になるので、ある程度オープンにしておいた方が共通の目的意識を持って貯蓄できると思います。

さて、以前書いた家計管理の記事にて、共働きの家計管理をどのようにするかについて触れました。我が家は全額給料を共通管理し、そこからお小遣いをもらうようにしています。

1. お小遣いの範囲

世の中のサラリーマンの平均お小遣い3万円とかの記事を見ると、このお小遣いの範囲が非常に気になりますね。

皆さんのお小遣いは、何に使っていますか?

ランチ、交際費、被服費など、どこまで範囲になっているでしょうか? ランチひとつとっても、妻のお弁当、社員食堂、外食かによって、かなり一回あたりの金額が異なります。

都会と地方では、外食の平均単価も異なるので、お小遣いの額も変わってくるでしょう。

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2. 管理可能費という考え方

我が家では、ちょっと企業の管理会計みたいなのですが、管理可能費という考え方でお小遣いの対象費目を決めています。

  • 夫一人がコントロールできる支出か?
  • 妻一人がコントロールできる支出か?

すなわち、「今月は飲み会が多くてちょっと厳しいな」と思ったら、他の支出を切り詰めることにより、個人の努力内で家計(小遣い)管理できるようにしています。

よって一般的な家庭より、お小遣いの額はかなり多くなっています。私のお小遣い月56,000円の平均的な用途を書き出してみました。

お小遣いが月 56,000円というとすごく驚かれ羨ましがられますが、一般的なお小遣いという概念とはかなり違い、通信費・被服費・美容費などが含まれているので、一般的なお小遣いという意味では赤字部分の30,000円程度だと思います。

  • 平日のランチ・飲み物代(800円×20日=16,000円)
  • 残業夕食(1,000円×4日=4,000円)
  • 携帯電話代(7,000円)
  • 美容院・化粧品(10,000円)
  • 使い捨てコンタクト代(5,000円)
  • 被服費(5,000円)
  • 交際費など(飲み会など)(9,000円)

被服費は上記では全然足りないので、ボーナス時に別途5万円ををお互いにお小遣いとしてもらうことにしています。どうしても会社の飲み会が続いたりしてやり繰りできない時には、その分は追加でもらうというちょっとドンブリな管理ですが・・・・

3. 管理可能費をお小遣いとするメリット

管理可能費という考え方で小遣いを管理するメリットは下記三点です。

①節約 & やりくり意識の向上

②家庭内精算が減るから管理が楽

③価値観の衝突を避ける

①節約 & やりくり意識の向上

家計管理をしている側は、節約に必死だけど、パートナーは非協力的だというケースがよく見られます。

我が家も共通費になった途端、夫は無関心で電気もつけっ放しです。このため、例えば携帯電話代や美容院代が共通費になったら、節約を考えずに使ってしまい、支払も家計費口座からのクレジットカード払いだと、いくら払ったかの意識も薄くなります。

管理可能費のお小遣いとして渡されると、自由用途のお金を増やしたくなるため、携帯代や美容院代を削ろうという意識が働きます。

美容院も独身時代は駅に近いところに行っていましたが、今は駅から少し離れているけれども料金が安いところに通っています。夫も携帯電話を格安SIMに替えたりと、節約に努めているようです。

②家庭内精算が減るから管理が楽

続いてのメリットは、月に1度お小遣いを渡せば、個人が払う費用はほとんどお小遣いからなので、「飲み会があるから、お金ちょうだい」とか、月内での現金精算が不要で管理が楽です。

何かのたびにお金をもらったりあげたりするというのは、お互いに共働きで稼いでいるのになぜ用途を説明してもらわなければいけないのか?という気持ちにもなりそうなので、できる限り月に1回のお小遣いとボーナス月の被服費くらいに留めておきたいのです。

③価値観の衝突を避ける

何にいくらお金をかけるかなどは、個人の価値観によるところが多いので、できる限り尊重したいところです。

例えば、夫は電化製品が大好きなので、格安SIMができた時に素早く携帯料金の見直しを行って電話代を削減して、お小遣いを他のことに回せるようにしました。

一方、私はキャリアーのメールを変えたくないとか、ドコモショップにお任せできているから、オンラインサポートのみで自力で解決する自信がないです。そのため、未だにドコモを使っています。

共通費管理ならば、一律格安SIMに移行するのが正解でしょうが、小遣いの範囲内でやれてるので、夫も無理強いはしないでいてくれます。

もちろん、家計を切り詰める点からいくと、格安SIM移行が正解ですが、共働きでバタバタしているので、、というのを理由にある程度の支出の膨張は見えないフリをしています(笑)

管理可能費」というお小遣いの考え方はいかがでしょうか?

番外的なメリットですが、サラリーマンのお小遣いは月に3万円に比べて、「自分は多くもらっている」という錯覚を起こすことを付け加えておきます。

本当に自由になるお小遣いは平均家庭とあまり変わらなくても、お小遣いの費目の範囲なんて日頃は気にしないですから、私は56,000円もお小遣いをもらっているから恵まれているという錯覚を自分ですら起こしてしまいます。

夫・妻の性格によって、家計管理の正解もないかなと思っていますが、「管理可能費」という考え方はズボラな我が家の夫婦にとっては、10年以上続いており、不満も特に出ていないよい方法かなと思っています。

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